香港民主化デモを題材にした作品『気分はサイトシーン』で、第22回グラフィック『1_WALL』のグランプリを受賞した田中義樹の個展が開催。
大学時代に彫刻を専攻する一方で、劇団を立ち上げ役者として舞台に立っていた田中。大学卒業後もインスタレーションなどの作品を発表をしながらも、お笑いコンビ「そんたくズ」の田中寿司ロボットとしても活躍し、資本主義社会の問題を扱ったコミカルな表現活動を続ける。
本展では、田中が初めて劇場で観た演劇である、アントン・チェーホフの戯曲『かもめ』をモチーフに、そこから連想ゲームのようにつなげたイメージを形にした作品の数々を展示する。思わず笑ってしまうような作品と出合えるかもしれない。