スナップショットの名手で、日本を代表する写真家の森山大道の撮影してきた「東京」を捉えた展覧会を、東京都写真美術館で開催。
森山は1960年代に活動を開始して以来、「アレ、ブレ、ボケ」と形容されるハイコントラストや粗粒子画面による作風で知られてきた。2019年には写真のノーベル賞ともいわれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、デビューから55年を経た現在も第一線で活動を続けている。
本展では、現在進行形で活躍している森山がレンズを通してとらえ続けてきた東京の街を、「ongoing=進行中、進化し続ける」というテーマで見つめ直す。『三沢の犬』などの有名な作品も交えつつ、カラーとモノクロの近作を中心に展観する。
※なお、森山の写真集製作の過程を辿りながら、その実像に迫ったドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』(配給:テレビマンユニオン)が2021年4月3