科学的な実験を思わせる作風で自然現象を視覚化させるアーティスト、栗山斉の個展が代官山で開催。
「無から生じるものも何かあるのでは?」というテーマのもと、栗山の代名詞ともいえる蛍光管を使ったインスタレーションの新作と、1980年代に提唱された「ビレンキン仮説」という宇宙の起源にヒントを得た作品が展示される。極度の真空状態をガラスの中に作り上げ、大気圧と真空によって作られる特殊な形と光によって、直接知覚できない圧力を視覚化させた壮大な作品だ。
物理的に未解明の無から生まれる現象を、アートによって体感してみては。