レオ・レオーニと仲間たち
「板橋区立美術館」で、魚の『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』などの絵本で知られるレオ・レオーニ(Leo Lionni、1910〜1999年)の個展を開催。生涯にわたる制作活動と、影響関係にあったアーティストたちを併せて紹介する。
レオーニは、20世紀に絵画、デザイン、絵本などの多彩な分野で活躍。オランダで生まれ、幼少期から豊かなヨーロッパ文化を享受したレオーニは、青年期にイタリアでブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari 、1907〜1998年)をはじめとする未来派のアーティストたちと交流してきた。
1939年にアメリカへと渡り、アートディレクターとして活躍する一方、1959年に初めての絵本を出版。以後、ほぼ1年に1冊のペースで絵本制作を続け、その数は27冊に上る。後半生は、ニューヨークとイタリアを行き来する生活を続けながら油彩画、彫刻、版画などの制作に没頭した。
刊行から60年以上たってなお愛され続ける絵本の原画や、見応えのある作品群が並ぶ本展。ぜひ、足を運んでほしい。
※9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は650円、学生450円、中・小学生200円(土曜は小・中・高校生無料)