多彩な映像表現を紹介する国際フェスティバルが「東京都写真美術館」を中心に、恵比寿周辺の文化施設やギャラリーで開催。2024年は「月へ行く30の方法」をテーマに、新たな発見や創造を紹介する。
メイン展示では、現代作家による作品を東京都写真美術館のコレクションと結びつけて紹介。純粋な水霧を用いた「霧の彫刻」を手がける中谷芙二子や、人権やジェンダーに着目して写真や映像を制作するトレイシー・モファット(Tracey Moffatt)などが参加する。
2023年から始動した、新進アーティストの優れた映像作品を選ぶ「コミッション・プロジェクト」で特別賞を受賞した、荒木悠とキム・インスク(金仁淑)による展示も注目したい。
そのほか、ディスカッションやワークショップなど、作家と来場者がコミュニケーションを交わすプログラムも用意(詳細は12月中旬に発表予定)。アーティストとともに月へ向かうためのヒントを見つけよう。