人々がどのように天空の動きを理解し、宇宙への関心を育んだかを通観する展示が東洋文庫ミュージアムで開催。
江戸時代の瓦版、世界最古の星図と称される中国の『淳祐天文図』(1274年石刻)の拓本、オランダの著名な地図製作者でヨアン・ブラウとウィレム・ブラウ『ブラウ大地図帳』など書籍を中心に、文字通り古今東西の資料を目にすることができる。
古代メソポタミアの天文に関する著作もあり、その5000年にもわたる気宇壮大なスケールはほかの展覧会とは一味違う。なお、いくつかの資料は展示終了後、同館で閲覧できる場合もある。
宇宙を巡る人類の想像力の軌跡を、その目で確かめてみては。