ベル・エポック―美しき時代
「パナソニック汐留美術館」で、「ベル・エポック―美しき時代」展が開催。フランス・パリが芸術的に華やいだ、19世紀末から1914年ごろまでの「ベル・エポック」の時期から、1930年代に至るまでの美術や工芸・舞台・音楽などの幅広いジャンルの文化の在りようを、重層的に紹介する。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)によるポスター、エミール・ガレ(Émile Gallé)やルネ・ラリック(René Lalique)らの工芸作品のほか、芸術家同士で交わされた手紙や書籍なども展示。当時のパリの空気が伝わってくるようだ。
また、当時はパリでフェミニズム運動が高まりを見せ、社会的自立を目指す女性たちも登場した時期でもある。放射線の研究でノーベル賞を2度も受賞した物理学者のマリー・キュリー(Marie Curie)や、伝説的な舞台女優のサラ・ベルナール(Sarah Bernhardt)らを紹介し、当時のファッションや装飾芸術にも注目する。
※10〜18時(11月1・22・29日、12月6・13・14日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は水曜(12月11日は開館)/料金は1,200円、65歳以上1,100円、学生700円、中学生以下無料