線を中心とする作品を現代におけるドローイングとして捉え直す試みが、東京都現代美術館で開催。直接手を介して制作されたドローイングは、常に変化していく過程にある人や社会の在り方を示す作品として重要である、という見通しのもと「言葉とイメージ」「空間へのまなざし」「水をめぐるヴィジョン」の3部構成で展示される。
テキストを作品化したマティスや石川九楊、空間の中で構成される線という視点から戸谷成雄や盛圭太、ダ・ヴィンチへの関心から流水図を作成した山部泰司など、幅広い作家たちが並ぶ、意欲的な企画展だ。
来館に際しては、マスクの着用など新型コロナウイルス感染防止に必要な対策を取ることが求められている。事前に公式サイトで確認しておいてほしい。