日本やアメリカのカルチャーを多分に取り入れている台湾のミックスカルチャーを作品の魅力とする、チェン-ダオ・リーの個展が銀座にあるギャラリーで開催。
その作品は「ハリウッドとマジンガーZ」「日本のアダルトビデオと西洋の名画」など、輸出先では考えられないような組み合わせを見事に均質化して描いたものだ。
リーいわく、フランスの巨匠バルテュスの視点で彼の女性の友人を描いたシリーズや、日本を知る過程で特別な意味を持った日本の有名人の顔がコメディー的な要素で描かれたマスクシリーズ、ダースベイダーとマジンガーZ風のキャラクターとバイクフレームのシリーズなど、日本人に親しみのあるモチーフを中心とした、14点の新作が楽しめる。作品の中に登場する有名人や、映画、アニメのキャラクターに注目だ。