代々木上原駅の北東にある、東寺真言宗の寺院。かつては目白台にあったが、1926年に現在地に移転した。石段を上った境内には、江戸時代に民間信仰の対象となった石塔「庚申塔」が立つ。青面金剛、天邪鬼、三猿などの絵とともに、寛文12年(1672年)の年号が刻まれた由緒あるものだ。除夜の鐘をつける寺としても知られ、現在の梵鐘は、1923年に東京芸術大学で製作されたもの。知恵と技を集めて作られた鐘は、大戦時に多くの寺社で義務づけられた「供出」を免れ、今も繊細な音色を紡ぎ出す。隣接する雲照寺仏教会館には、渋谷区の有形文化財に指定された、木造十一面観音立像と絹本著色仏涅槃図が保存されている。
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