大阪城


青銅色の屋根瓦に金色の装飾がまぶしい、大阪城の天守閣。現在のものは、豊臣秀吉が建てた初代、それを埋め立てて徳川家が建てた2代目に次ぐ3代目で、1931年に復興されたものだ。内部は博物館となっており、貴重な歴史資料や模型などで城の歴史が学べる。
春には満開の桜が城と美しいコントラストをなし、花見を楽しむ人でにぎわう。より落ち着いた時期に訪れたければ、冬がおすすめだ。
タイムアウト大阪 > Things to Do > 大阪、ベスト定番スポット10
国内第2の都市、大阪。隣接する京都や奈良も魅力的だが、活気に満ちた大阪の街でしか味わえない魅力が数多くある。本記事では、英語版編集部が選んだ大阪の定番スポットを紹介する。
大阪のイメージを問われて、誰もが真っ先に思い浮かべるのは、「くいだおれの街」だろう。空腹を抱えたままで(あるいは財布がすっからかんになる前に)大阪をたつなどというのは、野暮なこと。東京の巨大さを思えば比較的コンパクトな街だが、その中に見どころがぎゅっと詰まっていることも、大阪の魅力だ。
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青銅色の屋根瓦に金色の装飾がまぶしい、大阪城の天守閣。現在のものは、豊臣秀吉が建てた初代、それを埋め立てて徳川家が建てた2代目に次ぐ3代目で、1931年に復興されたものだ。内部は博物館となっており、貴重な歴史資料や模型などで城の歴史が学べる。
春には満開の桜が城と美しいコントラストをなし、花見を楽しむ人でにぎわう。より落ち着いた時期に訪れたければ、冬がおすすめだ。
大阪にまだ行ったことがない人でも、道頓堀の写真や映像なら、一度は目にしたことがあるだろう。飲食店や商店がひしめくこの大阪随一の繁華街は、あまりに観光客向けの場所のように見えて、訪れるのをためらうかもしれない。だが実際に足を踏み入れてみれば、にぎやかな街並みの中に、興味を引かれる場所が必ず見つかるだろう。
ついでに言えば、グリコの看板の写真を撮らずして「大阪に行ってきた」とは語れないはず。その意味でも、必見の場所なのだ。
大阪を代表するご当地グルメの一つ、串カツ。その串カツが生まれたのは、一説には、新世界だといわれている。真偽のほどは不明だが、もしそうならば、このエリアに串カツ屋が密集している理由も納得できる。
中でも最も有名な店といえば、「串かつ だるま」だろう。どの店を選んだとしても、「ソースの2度漬け禁止」の鉄則は肝に銘じておこう。
1970年の大阪万博のために建設された「太陽の塔」は、万博の会期終了後に閉鎖され、内部は原則非公開となっていた。しかし、約50年の時を経た2018年、改修工事を終えて、常時公開が始まった。
岡本太郎のデザインによるこの塔は、過去・現在・未来を表す3つの顔を持つ外観だけでも興味深い。しかし、内部空間を貫く「生命の樹」こそ、入場料を支払ってでも見る価値がある。
大阪・ミナミを代表するくいだおれスポットの黒門市場。魚介類の串焼きを買い食いするにせよ、寿司屋に立ち寄って大阪名物の押し寿司を試すにせよ、漬物を持ち帰るにせよ、ここでの食体験がハズレになる心配はない。
土地紛争が奇抜な建築へ昇華した珍しい例、それが「TKPゲートタワービル」だ。阪神高速は高速道路を、地権者はビルの建設をちょうど同時に計画しており、双方が妥協点として見いだしたのが、ビルの5階から7階を高速道路が貫通するという案だったという。
目からウロコの発想で、今や注目のフォトスポットにさえなっている。
大阪名物の一つである、お好み焼きに代表されるB級グルメ。その定義は「安くてうまい」だが、質にも妥協しないのが本当のグルメというものだ。
ミナミに本店があり、市内に数店舗を構える老舗の「福太郎」で、新鮮な食材を使った焼きたてのお好み焼きを食べれば、そのことを実感するに違いない。
大阪市の南にある堺市は、古くから包丁づくりの本場として知られてきた。プロかアマチュアかは問わず、料理好きなら堺の和包丁について耳にしたことがあるに違いない。
市内には、包丁の柄付けや研ぎの体験のワークショップを提供する工房が点在している。それだけでなく、「堺伝匠館」では実演や体験の機会も提供されており、必見のスポットとなっている。
台所で使う道具なら何でも揃うのが、千日前道具屋筋商店街だ。くいだおれを存分に満喫したら、自分でも何か料理をしてみたいという気になるかもしれない。
あるいは、ただ新しい食器を探す目的だけだとしても、この商店街は、たこ焼き機からすてきな丼まで、期待に応えてくれることだろう。
アメリカ村、通称「アメ村」は、こぢんまりとしているがしゃれたエリアで、インポートものを扱う店や国際派のバーが集まっている。
ランドマークにもなっている「自由の女神像」は、それ自体が素晴らしいというわけではないものの、このエリアのひと癖ある魅力を体現している。アメ村では、1990年代のスポーツウエアから、古き良きアメリカを体現するビンテージまで、多様なモノに出合える。
街や行き交う人の雰囲気を味わいたければ、三角公園をブラついてみよう。
大阪の交通の要所である、梅田。大阪駅もここにあり新大阪駅までは一駅、私鉄の駅もあり、関西各地とつながっている。駅と駅を結ぶ迷宮のような地下街が巡らされ、通勤に観光に多くの人が行き交う。
現在、再開発が進行しており、2025年3月には「グラングリーン大阪南館」が完成。ますます人をひきつける、いま注目の街だ。
ここでは梅田に近年登場した新しい顔から定番まで、うどん、立ち飲み、イタリアン、純喫茶、ショップなど20のヴェニューを紹介する。来阪時に通過するだけではもったいない。ぜひ梅田で大阪気分を満喫してほしい。
夜のとばりが降りる頃、大阪の街はますます活気付くようにすら感じられる。本記事では、工業地帯に突如現れるクラブや、極上の音とともに酒が楽しめるバー、チームラボが手がけるアートプロジェクト、23時まで営業する屋外インフィニティプール、息を飲む美しさの夜景が広がる展望台、一夜の終着地にもぴったりの老舗うどん店など、幅広いジャンルのヴェニューをカテゴリごとに紹介する。
遊びたい夜はもちろんだが、しっとりと過ごしたい夜にも満足できる、粒揃いのスポットばかりのはず。最高の夜遊びの参考になれば幸いだ。
難波とともに「ミナミ」を構成する心斎橋は、大阪屈指のショッピングエリア。御堂筋を中心に海外のブランド店やデパートが立ち並ぶ。
東心斎橋には居酒屋やバー、高級クラブが点在する夜の街が広がり、ネオンきらめく店が連なる。また、西心斎橋にはカルチャー発信地のアメリカ村があり、関連記事で紹介するレコードショップなども多数店を構える。同じ街でも、複数の顔を併せ持つのが魅力だ。
ここでは、心斎橋・アメリカ村の北に位置する本町とともに20のスポットを紹介する。粉もんからビーガン料理、アートスポットまでユニークなヴェニューを包み込む大阪随一の繁華街を探訪してみては。
グリコやかに道楽の巨大な看板が目をひく道頓堀は、大阪の紹介映像で必ず映し出される街。また難波には笑いの殿堂「なんばグランド花月」があり、このミナミの2つの繁華街は大阪を象徴するヴェニューにあふれたエリアだ。
ここでは、たこ焼きや上方寿司といった大阪名物から中古レコード店、料理本専門店まで、個性際立つ店を紹介する。
難波にあるディープスポット「味園ユニバース」は閉館が決まってしまったが、姿が見えなくなっていたくいだおれ太郎はリニューアルするビルで巨大化して帰ってくる。街のさまに入れ替わりはあるものの、変わらない大阪の姿がここにはある。こてこての大阪を味わうなら、難波と道頓堀を訪ねてみよう。
東京の道具街といえば、「かっぱ橋道具街」が知られているが、それより古い歴史を有するといわれるのが、大阪ミナミの「千日前道具屋筋商店街」だ。全長約150メートルのアーケード商店街には、料理道具の専門店がずらり。飲食店を始めるなら道具筋へ、と厨房品が何でも揃う場所として知られている。日本の丁寧な手仕事の評価は高く、近年では外国人観光客の姿も目立つようになった。
ここでは刃物から食品サンプル、プロが通う料理書を中心に扱う書店まで、道具筋の専門店を6つ紹介する。料理道具は手入れを怠らなければ、末永く使える。一生ものとの出合いを求めて出かけてみては。
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