たこ焼 十八番 SONS-DOHTONBORI
Photo: Koji Fujita
Photo: Koji Fujita

大阪、オルタナティブたこ焼き15選

ビブグルマンの老舗から新店まで、大阪名物を食べ尽くす

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大阪名物といえば、やはりたこ焼きだろう。定番のソースやポン酢だけでなく、「オルタナティブ」と形容すべき、斬新なフレーバーも近年人気上昇中だ。

それぞれの店の個性が光るたこ焼き。ハシゴして食べ比べするのもいいかもしれない。ミシュラン「ビブグルマン」を獲得している老舗から、比較的近年オープンしたヴェニューまで紹介する。

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大阪人が胸を張って勧められるたこ焼き専門店の一つ。大阪の食文化を守り伝える「こんぶ土居」の「天然真昆布」と「久間田商店」のかつお節、まぐろ節からだしを取り、伊勢産のタコを湯がいて使う。小麦粉、卵といった素材も全て吟味して焼き上げる「たこ焼き」は、ソースを付けなくてもうま味十分。大阪で親しまれてきた小ぶりのサイズもちょうどいい。

「たこ焼き 一人前」(14個、1,100円、税込み)は、一般的な相場からすればやや割高に感じられるかもしれない。実際、店頭にも「ちょっと高いです」という断り書きがある。「高級店を目指してるつもりは全然ないんやけど、昔ながらの当たり前のことをやろうとしたらどうしてもこの値段に」とは店主の言葉である。

たしかに、国産のタコでさえ「もはや高級食材」という今の時代。それでも、店主が子どもの頃に食べていた「当たり前のたこ焼き」を素材から追求することで、大阪人も納得のたこ焼き店として多くの人に愛されている。

なお、ナチュールワインをはじめとするドリンクメニューも充実して、たこ焼きに合わせて昼から1杯、というのもこの店では馴染みの光景。「たこやきグラタン」などのアレンジメニューと合わせれば、飲み過ぎ必至だ。

※現在、夜は要予約の別形態の営業となっている

大阪といえば「粉モン」だが、ソースは脇役として考えられがち。そんなソースと真正面から向き合っているたこ焼き屋が昭和町にある。店内に入ると目に飛び込んでくるのが、ズラリと並んだソースのボトル。大阪で作られている全ての「地ソース」をたこやきソースとして提供し、かつボトルでの販売もしているという唯一無二の店だ。

大きめのたこ焼きは6個390円(税込み)から。ソースは1人2種類まで好きなものを選べる。ソースの特徴が書かれたメニューボードは、まるでアイドルのプロフィールのよう。

ラインアップは日本一おいしいソースに選出された「ツヅミ」の「いちじくソース」や、「和泉食品」の柑橘をベースにした爽やかな「ゆずソース」など。ボードには「廃業の危機を逃れたドラマチックなソース」などという文言もあり、読んでいるだけでも楽しい。

とはいえ、地ソースの販売許可を得るまでは長い道のりだった。ソース会社の社長から「通常ソースは企業秘密。大っぴらにすれば家で作れるので客は来なくなる」と言われたこともあるという。ソースにこだわる理由を店主に聞くと「明らかにおいしいから」と一言。「どうせ全部一緒でしょ、と思ってる人に面白さを伝えたい」と目を輝かせる。

ソースが変われば、たこ焼きの味もガラリと変わる。一口食べれば、きっと意味が理解できるだろう。ぜひとも大阪の地ソースの奥深さを体験してほしい。

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1950年に開業し、居酒屋や洋食店、喫茶店など数多くの飲食店がひしめく「新梅田食道街」。昭和の風情が色濃く残るこの場所にある「えき亭」は「大阪万博」が開催された翌年の1971年から続く老舗だ。

店の名物は、兵庫県明石市発祥の「明石焼き」だ。「大阪といえばたこ焼きですが、あえて大阪にはないものを出すことで創業時から差別化を図ったようです」と店長。明石焼きは現地で「玉子焼き」と呼ばれ、卵をたっぷりと使ってフワフワに焼き上げた生地を、温かいだしに付けて食べるのが特徴だ。

カツオをベースとしただしを生地にもたっぷりと使用する。あっさりとしながらもコクのある味わいが、生地の風味を引き立てる。「ふんわりトロッとした生地と、中に入ったタコのコリっとした食感のコントラストを楽しんでほしい」と、作り置きやテイクアウトは行わず注文ごとに調理し、出来たてにこだわっている。

休日は昼から日付が変わる頃まで通し営業ということもあり、昼ご飯としてはもちろん、おやつとして味わう人も。自慢のだしを使用したおでんや鉄板焼きなどの一品料理も豊富なので、夜は酒と肴を味わってから締めに明石焼きを頬張る、なんて楽しみ方もいいだろう。明石焼に小鉢がついて、生ビールや酎ハイ、日本酒などのアルコール6種から1種を選べる「明石焼ドリンクセット」(1,150円、税込み)があるのもうれしい。

西中島にある「たこ焼 十八番 SONS-DOHTONBORI」の創業は1990年。かっぽうや喫茶店の経営経験を持つ女性社長が「女性が気軽に立ち寄れるたこ焼き店を作りたい」と始めた。道頓堀に進出したのは2004年で、2018年に現在の場所に移転した。

たこ焼きの生地には小麦粉、卵、だしのほかに牛乳をブレンド。中には柔らかくゆで上げたタコのほか、紅ショウガ、小エビに、たっぷりの天かすが入る。その量は焼き上がりの表面に粒が見えるほどかんだ時のカリカリ度合いは驚くほどだが、よい食感だ。

内側はもっちり、かつクリーミー。ソースは大阪市内のメーカーから数十種の商品を試食し、厳選したものを使っているという。「一球入魂」とは野球など球技に用いられる言葉だが、ここではたこ焼き一つ一つを大切に焼き上げるという思いから、それをアレンジした「一球一魂」を社訓として大切にしている。

初めてであれば、ソースとマヨネーズを混ぜた「ソースマヨ」、ソースマヨと塩味の「ハーフ&ハーフ」(8個770円、10個960円、税込み)がおすすめだ。

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2002年、新梅田食道街にオープンしたたこ焼きスタンド。JR大阪駅や各線梅田駅近くという、いわば「大阪の玄関口」で名物のたこ焼きを立ち食いで気軽に食べられる。仕事帰りや買い物途中の人たち、国内外からの観光客も多く、行列は必至だ。

高温で焼き上げられるたこ焼きの生地は、ふわふわでトロトロ。タコは生を使用。ゆえに、火が通されている間に生地に染み渡るタコのうまみ、そして生ダコならではのプリプリとした食感が楽しめる。

メニューには定番のたこ焼き(6個570円、8個760円、10個950円、以下全て税込み)もあるが、この店の名物とも言えるのが「ネギマヨ」(6個670円、8個860円、10個1050円)。毎朝市場から直送されるシャキシャキの青ネギが、たこ焼きが見えなくなるほど盛り付け、酸味を抑えたマヨネーズがたっぷりかけられている。辛みのないネギが熱々のたこ焼きでしんなりとなって、さっぱりとした後味になる。

味付けは、基本の特製ソースのほか、ポン酢、だし醤油、塩、スパイシーな「しおダレ」から選べる。また、「素焼き」で食べるものおすすめだ。地元客のように、生ビールとのセットメニューをオーダーするのもいい。

天五中崎通商店街アーケード内にあるたこ焼き店。母親と店を切り盛りする4代目店主の曾祖母が、1953年に屋台から創業した。穴が小さい銅板で、秘伝のだしをきかせた生地を足しながら焼き上げるスタイルが特色。塩ゆでしたマダコ、黄色い天かす、紅しょうがを入れ、表面はこんがり香ばしく、中はふんわりもっちりとした食感に仕上げている。

ソースを付けずに食べるのがベスト。だしの風味とタコの味が一体となった、いわば「すっぴん」のたこ焼きをハフハフとやけどに気を付けながら楽しもう。とてもシンプルだが、大阪を代表とする味の一つといえる。

1人前(8個480円、税込み)は、子どもでもお代わりできるほどの量で、「1人で98個食べたお客さんもいました」と店主。Netflixの「ストリート・グルメを求めて: アジア」で紹介されたことがあり、外国人客も多く、フランスから来た5人家族も10皿ほど食べたという。

焼き台が商店街に面しているため、たこ焼きに目が奪われがちだが、目線を上げるのも忘れずに。店の歴史を物語るタコをモチーフにした趣ある看板は必見だ。

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1979年に梅田で創業して以来、「自分でたこ焼きを焼いて食べる店」の元祖として人気を博してきた。刺し身でも食べられる新鮮な生ダコを毎日仕入れるなど、食材に対するこだわりは当時から変わらない。「自分で焼く」といっても、タコを鉄板に並べ、先代が独自に調合しただし入りの生地を流し込み、九条ネギと紅しょうがを入れる工程まではスタッフの仕事。好みの量の天かすを入れるところからセルフサービスとなる。

初心者には火加減のアドバイスもある。最初は強めで、生地が半透明になって固まり始めたら中火にするのがいいという。アイスピック状のたこ焼き返しでクルリと返していくのが楽しく、形や焼き加減に多少の違いがあっても、自分で「育てた」たこ焼きの味はまた格別だ。

だしがきいているのでそのままでもいいが、大手ソースメーカーである「オリバーソース」と共同開発した特製ソースを塗り、青のりとカツオ節を乗せれば、なお風味をよく堪能できる。たれはほかにも、さっぱりとした「ゴマ醤油」や明石焼き風の「たこつゆ」などが用意されている。

定番は「たこ焼」(12個720円、以下全て税込み)で、タコ、牛肉、エビのたこ焼きが4つずつ楽しめる「蛸之徹焼」(12個790円)もおすすめだ。豚玉や焼きそばなど、各種フードメニューも豊富に揃っているのもうれしい。

地下鉄平野駅から徒歩で10分ほど、住宅街の一角にあるグルテンフリーのたこ焼き店。身近な子どもたちに小麦アレルギーが増えていたため、たこ焼きを米粉で作ろうとチャレンジし、試作を重ねて2022年にオープンした。

卵と小麦粉は不使用で、味付けに使うソースもグルテンフリーのものをセレクト。さらにマヨネーズにも卵を使わないといった徹底ぶりだ。「お子さんたちの親が安心してウチの店やったらエエよ、って言ってもらえるように」と店主は語る。

通常のたこ焼きよりも白っぽい生地にはヤマイモをすりおろして混ぜてあり、焼き上がりの表面はカリカリ。中はヤマイモ由来のとろみと粘りが感じられ、米粉の生地特有のもっちりとしたプニプニ食感が楽しめる。その中はシンプルに天かすも入れず、タコと生地のだしの風味で勝負する。米粉のたこ焼きは6個350円(税込み)からで、味付けは「ソース」「しお」「しょうゆ」から選べる。

ちなみに店名は、米粉から連想した「ご飯」の「5(ゴ)」とタコの脚の数の「8(ハチ)」を組み合わせたものだという。

※営業時間・休みは天候や材料などによって変更する場合がある

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道頓堀のたこ焼き店。1998年5月に谷町九丁目で創業し、十数年前から現在の場所で営業している。「ノービーフ・ノーポーク」を掲げ、またミシュランガイドの「ビブグルマン」に3年連続で選ばれていることもあり、海外からの観光客も多く訪れる。

たこ焼き(8個720円、以下全て税込み)には、ゆでダコではなく生ダコを使用。生地の中でじっくりと火が通されることで香りや食感、うまみが出るためだ。タコのおいしさを味わってもらいたいと、紅しょうがもネギも入れない。仕上げにかけるのはソースか塩で、マヨネーズも用意しないという徹底ぶりだ。

創作メニューもタコのうまみを生かしたものばかり。温かいかつおだしに浸した状態で提供される「ちゃぷちゃぷ」(6個680円)のほか、夏季限定でなんと、かき氷とたこ焼きを組み合わせた「氷りゃ氷りゃ(こりゃこりゃ)」(6個680円)なる珍品もある。

氷りゃ氷りゃに添えられているのは和風つゆ。氷に上に乗せられたワサビを溶きながら、ざるそばのように食べる。餅米粉と砂糖でできたカラフルな香川県の郷土菓子「おいり」がちりばめてあり、見た目も味わいも独特だ。たこ焼きは氷と食べることで生地のモチモチ感が際立ち、アツアツゆえの温度差も楽しく味わえる。

  • ショッピング

桃谷駅からすぐの場所にあるテイクアウト専門のたこ焼き屋台店。学生や主婦の通行が多い「桃谷駅前商店街」の入り口近くに位置する。たこ焼き(6個360円から、以下全て税込み)は、ヤマイモと無添加の魚介系だしを合わせた生地をじっくり焼いたもので、表面はカリカリ、中は熱々のトロトロ。その日の朝ゆでたモロッコ産の真ダコを使うことで生まれる、ブリブリとしたタコの歯応えも印象的だ。

名物は塩たこ焼き。中でも、「塩たこ焼きのまことや」が発祥とされる「しおチーズ」味に注目したい。焼きたてゆえに熱でスライスチーズ(1枚70円、2枚140円)がとろけて生地に馴染み、塩と融合することでクリームシチューやグラタンのような味になる。

基本の味付けは「しお」のほか、「ソース」「しょうゆ」「ポン酢」「どろソース」が並ぶ。店頭ではこれらをトッピングと組み合わせた「ねぎポンズ」や「しおねぎチーズ」に加え、「すやき」の提案も。何回か訪れて、自分の好みを見つけるのも楽しいだろう。

「たこせん」(140円から)や、たこ焼き3個とカツオだしをカップに入れた食べ歩き用の「わんこだこ」(240円、持ち帰り用は6個で420円)などもある。

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大阪の中でも常にアップデートし続けているグルメなエリア、福島。その路地裏にあるたこ焼き酒場が、「多幸屋」だ。母体が中央市場のタコ卸商で、たこ焼きのほか、明石産や泉州産の活けタコ料理、一品料理などを豊富なドリンクメニューとともに提供する。

店頭で焼くたこ焼きは、表面はカリカリ、中は熱々トロトロのスタンダードな大阪タイプ。使われるのはその日の朝ゆでたモロッコ産のタコで、柔らかくうまみも芳醇(ほうじゅん)だ。コンブとカツオのだし入りの生地とも相まって、深い味わいが楽しめる。香ばしさと甘さをプラスするのはたっぷりの天かすで、アクセントは紅しょうが。きれいな球体には、丁寧な仕事を感じさせる。

たこ焼きは5個480円から(税込み)。オプションを含めて味付けは10種類以上あるが、まずはそのままの味「素焼き」を試し、次いで「塩ごま油」「塩マヨ」「ソースマヨ」など、アレンジを楽しむのがおすすめだ。近隣には支店の「多幸屋2組」と明石焼きが名物の「多幸屋3組」がある。

フレンチ出身の店主が2006年に創業したたこ焼き店。おいしい生地の決め手は、試行錯誤の末に作り上げた絶品の天然だしだ。

だしに用いられているのはエビの王様であるオマールエビをはじめ、コンブやイリコ、野菜、フルーツなど、厳選された20種以上の食材。鶏ガラや豚骨のスープを合わせるなど、のべ3日間かけて、じっくりとうまみ成分を引き出している。ここまでこだわるとは、まさにたこ焼き界の革命といえるだろう。

メイン具材のタコは、冷凍生ダコを用いることで生地の中にうまみが広がり、天然由来の重層的な味わいが楽しめる。素焼きのほか、ヒマラヤの岩塩を使った「岩塩マヨネーズ」「ゆず七味」「チーズカレー」などの味付け全8種を一皿に盛り込んだ「玉屋ざんまい」(750円、以下全て税込み)は、見た目と味の変化が堪能できる看板メニューだ。

通常のたこ焼きは、手軽なサイズの7個で480円。「ユニバーサル・シティウォーク大阪」の「TAKOYAKI PARK」内にも支店がある。

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「おすすめのたこ焼き屋はどこ?」と尋ねがちだが、大阪に住んでいる人、もしくは大阪出身の人からすると、この質問はとても困るようだ。なぜならば、「たこ焼き」は身近な食べ物であり、わざわざ食べに行くという感覚ではないから。強いて言うならば、幼少期から食べていたなじみみのあるものが一番だという人が多い気がする。

そんな中で同店を紹介した理由は、約140席あるという使いやすさから。2階席のカウンターに座れば、道頓堀の景色を眺めながら食すことができる。

1974年創業で、ミシュランの「ビブグルマン」に3年連続掲載されたこともある人気たこ焼き店。若者たちの情報発信の地・アメリカ村の三角公園の前に位置する。地の利だけでなく、こだわりの味も盛況の理由で、店の前には常に行列が出来ている。

タコは厳選された寿司ネタ向けの真ダコを使用し、生地には昆布やイリコなど7種類のだしのほか、山芋や隠し味を配合。外はきつね色にこんがりと焼き、中はトロリととろけるような絶妙な仕上げを実現する。そして、リンゴとタマネギをふんだんに使用した特製ブレンドのソースが、タコと生地の味を引き立てる。

またこの店は、「網掛けマヨネーズ」発祥の店ともいわれており、焼き上がりに素早く美しくマヨネーズをかけるシーンは必見だ。

定番は「ソースマヨ」(10個550円、以下全て税込み)。最近の人気の味付けは、ペッパーミルでひきたてのコショウをかけレモンを絞って食べる「ブラックペッパーソルト&マヨネーズ」(10個600円)。ほどよい刺激と香りが加味され、新感覚で楽しめる。

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笑いの殿堂 「NGKなんばグランド花月」の隣にあるたこ焼き店。1961年創業で、もともとは菓子店だったそう。今では行列の絶えない人気店として知られ、ミシュランの「ビブグルマン」に3年連続で掲載されこともある。

一番人気は「たこ焼き」(8個650円、12個950円、以下全て税込み)で、味付けは4種類。フルーツ感ある「わなか特製ソース」、ミネラルを多く含み口溶けよい「釜炊き塩」、カツオ風味のだしがきいた「醤油」、ピリ辛の「どろソース」から選べる。

たこ焼きに入る具材は、紅しょうがではなく「塩しょうが」、カリッとした食感を生む天かす、さっぱりとした風味のネギ、そしてうまみあふれるタコ。熱伝導がいい銅板を用い、強火で一気に焼き上げる。熟練の判断や感覚を持つ焼き師によって絶妙な火入れを施すことで、表面がサクサクとしながら、中はとろけるようにふんわりとなる。

ほかにも、特製ポン酢をかけてさっぱり味で食べる「たこポン」(8個700円、12個1000円)や、特製のえびせんべいにたこ焼きを挟んだ「たこせん」(300円)などが並ぶ。たこ焼きはネギ(100円)、チーズ(100円)のトッピングでアレンジも可能。好みの組み合わせを探すのも楽しいだろう。

大阪でもっと遊び倒すのなら……

  • LGBT

2025年に万博開催を控える大阪だが、2024年10月には、LGBTQツーリズム普及を目的にアメリカで設立された旅行業団体「IGLTA」の世界総会が開かれる。アジアでは初の開催となり、大阪はLGBTQフレンドリー都市として世界への発信を強化している。

また10月27日(日)には、ドラァグクイーンのショー「OPULENCE(オピュランス)」が大阪で初めて開催。ここでは、このショーへの出演が決定しているアメリカ出身で、現在は大阪在住のクイーン、ベルマ・ベル(Velma Belle)に、大阪のLGBTQ+フレンドリースポットを紹介してもらった。OPULENCEのアフターは、大阪のクイーンとともににぎやかな夜を過ごしてみては。

  • ショッピング

東京の道具街といえば、「かっぱ橋道具街」が知られているが、それより古い歴史を有するといわれるのが、大阪ミナミの「千日前道具屋筋商店街」だ。全長約150メートルのアーケード商店街には、料理道具の専門店がずらり。飲食店を始めるなら道具筋へ、と厨房品が何でも揃う場所として知られている。日本の丁寧な手仕事の評価は高く、近年では外国人観光客の姿も目立つようになった。

ここでは刃物から食品サンプル、プロが通う料理書を中心に扱う書店まで、道具筋の専門店を6つ紹介する。料理道具は手入れを怠らなければ、末永く使える。一生ものとの出合いを求めて出かけてみては。

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  • 音楽

東京は世界的にもレコードショップが多いとされているが、ここ大阪も忘れてはならない。「ディグ」目的で旅する価値のある、個性的なレコード店が揃っている。

オールジャンルを扱いビギナーから玄人まで満足できる店舗や、ワールドミュージックという定義がまだなかった頃から現地で買い付けをしていたヴェニュー、老舗から独立した若き店主によるレコード店など、探し求めていた1枚に出合えるかもしれない。

思いがけない発見やスタッフのレコメンドも醍醐味のレコードハンティング。1日と言わず、くまなく巡りたい。

  • ナイトライフ

滞在時間が限られた旅先、夜まで思いっきり遊びたいという人も多いだろう。ここでは、極上の音に酔いしれるレコードバーや、最高の朝日が迎えられるクラブ、24時間営業のうどんの名店など、夜遊びに貪欲なタイムアウト読者必見のヴェニューを紹介する。

明日のことはいったん忘れて、最高の夜を楽しもう。タイムアウト東京のLINE公式アカウント『Desika:大阪でしか』の「友だち追加」も忘れずにしておこう。

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  • Things to do

思い立った瞬間に電車に飛び乗り、その時々の気持ちのままに楽しむ旅も最高だが、やはり情報は持っておくにこしたことはない。ここでは、大阪を楽しみ尽くしたいタイムアウト東京読者に向けて、あらゆる角度から大阪の魅力を紹介する。

1店舗のみで営業を続ける豚まんの店や、大阪でも随一の音質と定評があるクラブ、24時間営業のうどんの名店、定番の美術館など、さまざまなジャンルのヴェニューを掲載しているので、大阪旅のリサーチに役立ててもらえたらうれしい。

本記事では大阪市内のみならず、市外のスポットも集めている。ちょっと足を延ばして、新しい大阪も発見してみよう。

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