イタリアンシェフや鉄板バル「ミコノス」の料理長として腕を振るってきた店主の中尾浩基。スタッフの賄い飯だったスパイスカレーを、週一度のランチとして提供したところ大評判になり、2017年に独立し「定食堂 金剛石」をオープンした。
店内はレトロで落ち着くアンティーク調。「一皿で栄養バランスも取れて満足できるように」と、屋号に掲げた「定食」スタイルで日替わりカレーを2種類用意する。取材時は、「タンドリーバターチキンカリー」と「コフタ(羊と鶏の肉団子)カレー」の合いがけ(1,300円、以下全て税込み)。トッピングは、五香粉と八角で味付けしたトロトロの「台湾風煮卵」(100円)がおすすめだ。
現地のスタイルをリスペクトし、チキンカレーにはバターを直接トッピング。じわじわと溶け出したバターがコクを深め、スパイスの味わいを口いっぱいに広げてくれる。
ランチ限定メニューの、魯肉飯(ルーローファン)とスリランカの豆カレーを組み合わせた創作メニュー「魯肉豆飯」は、汁物が付いて1,200円(不定期の提供)。夜は和食からエスニックまで、幅広い定食が楽しめる。カレーも含め全て日替わりのため、公式X(旧Twitter)は要チェックだ。