店主の大川は、北インド料理を提供する店で働いていたことがきっかけで、カレーに興味を持った。南インド料理、果てはバンド活動を通じて頻繁に渡航していたヨーロッパのものなど、さまざまなカレーを研究。各地の味から影響を受けて作り上げた唯一無二の一皿を提供する。
2016年に念願の店舗を持ち、2022年に現在の阿波座駅そばにあるビルの2階に移転。店舗の趣は、元純喫茶の痕跡を残しつつ営んでいるがゆえ。店の前には公園があり、特に桜が満開になる春は、窓際の特等席から見下ろす眺めが最高だ。
ランチのおすすめは、バンバン特製「カレープレート」(1,400円、以下全て税込み)。そのままでもよいが、せっかくなら豊富なトッピングからいくつか選ぼう。「鶏なんこつベンガルキーマ」(300円)や「ビンダルー豚バラ」(400円)、「ビンダルーたまご(半熟)」(200円)のほか、辛いものが得意ならハバネロとハラペーニョで辛みをプラスできる「辛味ペースト」(100円)もいい。
ライスを囲む小さな丘のようにこんもりと並ぶカレーや副菜を、まずそれぞれ少しずつ口へ運ぶ。その後は、自由にミックスして、さまざまな味のハーモニーを楽しみたい。夜の営業は打って変わって、一味違った店主の「チャレンジメニュー」が楽しめる。こちらも見逃せない。不定休があるため、訪れる際は公式SNSで確認してほしい。