2011年のオープン以降、安定の人気を誇る谷町四丁目のカレー店。オーナーのaroaは、コロナ禍以前は毎年スリランカをはじめ、インドなどへも通っていた勉強家だ。「塩とスパイスだけで、どこまでおいしいものができるか日々研究です」と語る。
今では、インドやマレーシアの料理にも興味ありだという。例えば、マレーシア・ペナンのニョニャ料理にヒントを得た「鰹タタキのデビル」など、国を超えて探究し続けた成果が、副菜としてさりげなく添えられていることもある。
ランチは、2種のスパイスカレーに副菜やデザートなどが付いた「混盛(こんもり)」(バスマティライス選択で1,400円、以下全て税込み)がおすすめだ。取材時は「スリランカチキンカレー+キャベツのマッルン」と「パリップ+鰹タタキのデビル」。副菜は、酸みと甘みがちょうどいい「甘夏ミカンキュウリのサンボル」で、さっぱりとしたアクセントになった。
夜は、「飲み使い」するのもいいだろう。スパイス料理だけでなく「シナモン林檎サワー」(550円)や「チョコレート・チリ・サワー」(600円)などのドリンクメニューが、特に女性客の支持を得る。
「カレーパフェ」のようなスイーツメニューも揃っており、スイーツ×有機ビオワイン(グラス500円から)という大人の楽しみ方もできる。つまり、誰もがスパイスの世界を心ゆくまで堪能できる店なのだ。