「大仙公園」内にある博物館。市制90周年記念事業として1980年に開館した施設で、堺市の歴史や美術、考古、民俗に関する多くの資料を収集、保存、展示している。
2021年のリニューアル時には、古代展示エリアを一新。世界遺産に登録された各古墳の紹介ゾーンを設けたり、「仁徳天皇陵古墳」から発見されたという石棺(せっかん)や石槨(せっかく)、馬形埴輪(はにわ)を再現して展示したりと、より古墳というものを近い距離で学べる空間となった。
「堺市博物館」には一部無料で入れるコーナーがあり、「百舌鳥古墳群シアター」もその一つ。ここでは2つのVR作品が入れ替わりで上映されており、仁徳天皇陵古墳をはじめとした「百舌鳥古墳群」の雄大さを体感することができる。
訪れた際は、ミュージアムショップへ立ち寄ることも忘れずに。中でも、堺市博物館公式キャラクター「サカイタケルくん」グッズは必見だ。ちなみに、サカイタケルくんの生みの親は堺ゆかりの彫刻家・籔内佐斗司で、奈良県の公式マスコットキャラクター「せんとくん」を手がけたことでも知られている。
特別展の観覧料は金額が異なるので、詳しくは公式ウェブサイトを確認してほしい。