大阪府南部の「近つ飛鳥」周辺は、「聖徳太子墓」や天皇の墓である「天皇陵」など日本屈指の古墳群が連なる地域。このエリアにおける古墳文化の保存と研究を担うのが「近つ飛鳥博物館」だ。世界でも名高い安藤忠雄が設計を手がけ、「平成の古墳」をモチーフとした同館では、まるで古墳の内部にいるかのようなドキドキ感が味わえるだろう。
ここでは、古墳時代から飛鳥時代を中心にさまざまな展示やイベントを実施している。埴輪(はにわ)や土器の出土品、石棺の模型などが並ぶ常設展示から、古代への思いをはせたい。ショップでは、「古代の巫女キューピー」といったオリジナルグッズを手に入れよう。古墳を模したパフェやかき氷などのユニークなメニューを頬張るのも楽しい。
隣接する「近つ飛鳥風土記の丘」は、古墳に触れ合える貴重な史跡公園だ。29万平方メートルの広大な敷地で、40基の古墳が見学できる。運動がてらに古墳巡りをしてみては。