1. 山下金物
    Photo: Kyoko Otsuka (karamomo)
  2. 山下金物
    Photo: Kyoko Otsuka (karamomo)
  3. 山下金物
    Photo: Kyoko Otsuka (karamomo)
  4. 山下金物
    Photo: Kyoko Otsuka (karamomo)

山下金物

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タイムアウトレビュー

今では想像もつかないことだが、1945年の終戦時、大阪のほとんどが焼け野原だった。当然のことながら、当時は食糧も物資も不足していた。「鍋でも何でも、並べてたら飛ぶように売れました」と、千日前道具屋筋商店街にある「山下金物」の4代目の祖母は語る。ここは、その時代から続く店のうちの一つだ。

昔は鍋なども多く販売していたが、現在は堺包丁とたこ焼き器(通信販売のみ)などの熱調理器とその関連商品に特化している。包丁はもちろんのこと、熱調理器も大阪で作られたものを中心に取り扱う。まさに「大阪の金物屋」だ。

店に訪れる人の多くは、堺の老舗メーカー「青木刃物製作所」が作る「堺孝行刃物」が目当て。中でも観光客に人気が高いのは、ダマスカス包丁で、唯一無二の美しい模様には思わず所有欲をそそられる。切れ味が抜群の堺包丁だが、一般にステンレス製の包丁は研ぎにくいといわれる。同店ではアフターケアのサービスもバッチリで、包丁を預ければ、直接取引を行っている堺の工場でメンテナンスしてくれる。大切な一本と長く付き合えるのもうれしい。

また、店の所々には英語で書かれた説明文が。聞けば4代目はカナダ留学の経験があり、英語が堪能だ。海外から訪れた人にとって、その国の伝統工芸品について直接話を聞けるのはうれしいところだろう。

※土・日曜・祝日は不定休のため、公式ウェブサイトを要確認

詳細

住所
大阪府大阪市中央区難波千日前14−2
Osaka
アクセス
Osaka Metro御堂筋線『なんば』駅 徒歩7分
営業時間
13時00分〜17時30分
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