建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズが手がけたことでも有名な百貨店。2016年から2019年にかけて大規模なリニューアル工事が行われたが、百貨店の随所にはヴォーリズらしさが残されている。
当時のレンガや「万成石」という岡山県産の花崗岩が再利用された御堂筋側のファサードをはじめ、1階の天井やエレベーターホールなど、クラシカルなヴォーリズ建築に思わずうっとり。そのほか、旧本館の内装から保存された金物装飾やペンダントライトなども再利用する形で、さまざまな場所にちりばめられている。
同館の象徴でもあったクジャクのレリーフは、心斎橋筋側のエントランスで見ることができるので、こちらも欠かさずにチェックを。名建築でのショッピングを楽しもう。