万葉の時代から「高師の浜」と呼ばれ、美しい松林の残る浜寺公園の隣に、2016年6月にオープンした私立美術館。横山大観、竹内栖鳳、上村松園など、文化勲章を受章した日本画家39人全員の作品を所蔵する。
近代日本画を中心に、藤田嗣治や小磯良平の洋画なども含め約400点を所蔵。テーマを設けた「特別展」と、四季折々の風情を味わえる「季節展」は、それぞれ季節ごとに年4回展示替え。展示室では作品を間近に見られるので、筆遣いや絵の具の輝きなど、絵画の魅力を存分に堪能しよう。週末だけでなく平日も学芸員による展示解説を行う。
鑑賞後は「絵画喫茶 羽衣珈琲」で一休みしよう。日本庭園を眺めながらこだわりのコーヒーやスイーツが味わえる。絵画の購入ができる併設の「羽衣ギャラリー」も必見だ。