Expo 2025 Osaka
Photo: Japan Association for the 2025 World Exposition
Photo: Japan Association for the 2025 World Exposition

2025年大阪・関西万博についてこれまでに分かっていること

開催まで1年を切った、この記念すべきイベントで期待されることを紹介

Kaila Imada
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2025年大阪・関西万博」の開催まで一年を切った。この記念すべきイベントで期待されること、そしてチケットの入手方法を紹介しよう。

今回、大阪は日本で初めて万国博覧会(以降、万博)を2度開催する都市として歴史を刻む。前回の開催は1970年で、万博では20世紀最大の入場者数を記録した。2025年大阪・関西万博は、壮大な構想のもと、記憶に残る万博になるに違いない。

万博は1851年以来開催されており、現在では5年に一度、会期は最大6カ月に及ぶ。このような大規模なイベントには世界中から技術的なイノベーションが集結し、しばしば新技術を紹介する最初の舞台となる。長年にわたり、エレベーター、電気自動車、初代携帯電話などが万博で発表されてきた。会期中は、参加国それぞれのパビリオンで、その国のイノベーションと文化を堪能できる。

2025年大阪・関西万博は、2005年に愛知で開催された「愛・地球博」に次いで大阪で2回目、日本で3回目の万博。開催期間は2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで、大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲が会場となる。

世界的に有名な建築家である藤本壮介は、2025年大阪・関西万博の会場を見事なデザインで誕生させる。藤本は、自然をふんだんに取り入れ、敷地内の至る所に緑地を設け、座席や休憩スペースを充実させる予定だ。

目玉として、高さ約20メートル、周囲約2キロの巨大なリング状の大屋根を設置。来場者は、大阪湾の雄大な景色を眺めることができる。

2025年大阪・関西万博のメインテーマ

「いのち輝く未来社会のデザイン」がメインテーマとして掲げられる。このテーマは、人間一人一人が、自らの望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できるようにするとともに、こうした生き方を支える持続可能な社会を、国際社会が共創していくことを目的としている。

このメインテーマは、さらに「Saving Lives(いのちを救う)」「Empowering Lives(いのちに力を与える)」「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」という3つのサブテーマに分類される。これら3つのコンセプトは、展示をはじめ、イベント、フィールド実験など、さまざまな万博プロジェクトを通じて紹介される。

マスコットキャラクターは「ミャクミャク」

人目を引くマスコットキャラクターも、2025年大阪・関西万博で忘れてはいけない要素だ。「ミャクミャク」は、グラフィックデザイナーでイラストレーターの山下浩平によってデザインされた。 大阪は日本の水の都として知られていることから、このマスコットは水のように変幻自在に形を変える生き物として表現。また、「ミャクミャク」という名前には、1970年の万博が2025年の万博に与えた影響のように、世代を超えて受け継がれていくものという意味も込められている。

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参加表明している国・地域・国際機関

2025年大阪・関西万博には、161の国と地域、9つの国際機関が参加する。(2024年6月18日)

参加を表明している国・地域には、オーストラリア、ブラジル連邦共和国、カナダ、デンマーク王国、アイスランド、ネパール、ペルー共和国、ソロモン諸島、スイス連邦、タイ王国、アラブ首長国連邦、ジンバブエ共和国などがある。参加国・地域の全リストはこちらをチェックしてほしい。

来年の万博に参加する国際機関には、アフリカ連合委員会、アセアン事務局、欧州連合、国際赤十字・赤新月運動、太陽に関する国際的な同盟、国際科学技術センター、イーター国際核融合エネルギー機構、太平洋諸島フォーラム事務局、国際連合などが含まれる。

チケット情報

2025年国際博覧会のチケットは、現在オンラインで購入できる。 チケットの種類は以下の通り。

【前売限定チケット】 開幕券(開幕日〜4月26日)1回券
4,000円、12~17歳2,200円、4~11歳1,000円

前期券(開幕日〜7月18日)1回券
5,000円、12~17歳3,000円、4~11歳1,200円

超早割一日券(いつでも1回入場可)
6,000円、12~17歳3,500円、4~11歳1,500円
※2024年10月6日まで購入可能

早割一日券(いつでも1回入場可)
6,700円、12~17歳3,700円、4~11歳1,700円

【複数回入場パス】
通期パス(4月26日~10月3日、毎日11時以降に入場可)
3万円、12~17歳1万7,000円、4~11歳7,000円

夏パス(7月19日~8月31日、毎日11時以降に入場可)
1万2,000円、12~17歳7,000円、4~11歳3,000円

【特別割引券】障がい者手帳を持っている方​​と同伴・介助者1人(いつでも1回入場可))
3,700円、12~17歳2,000円、4~11歳1,000円

【会期中チケット】
一日券 7,500円、12~17歳4,200円、4~11歳1,800円

平日券(11時から入場可)
6,000円、12~17歳3,500円、4~11歳1,500円

夜間券(17時から入場可)
3,700円、12~17歳2,000円、4~11歳1,000円

団体チケットの料金や詳細は、公式ウェブサイトを参照してほしい。

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