日本最大の前方後円墳。「クフ王のピラミッド」「秦の始皇帝陵」とともに世界3大墳墓とされ、大阪で初めて世界遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」の一つでもある。
大仙公園側には拝所も設けられており、より近くで「仁徳天皇陵古墳」を感じたい人はこちらを訪れるのがおすすめ。しかしながら、最大長840メートル、最大幅は654メートル(いずれも壕を含む)という大きさなので、その全容を見ることは難しい。この大きさを自分の目で確かめたいという人は、「堺市役所」の21階にある展望ロビー(入場無料)から広大な仁徳天皇陵古墳を眺めてみるのがいいだろう。
古墳時代は、この一帯に100基を超える古墳が造られていたと伝わる堺市エリア。時代の変化に伴いその多くが失われてしまったが、4世紀後半から6世紀前半に造られた古墳を中心に、今でも44基が残っているというのはとても貴重だ。仁徳天皇陵古墳を堪能した後は、ぜひ周囲の古墳も巡ってみてほしい。