国外からも高い人気を誇るシングルモルトウイスキー「山崎」の蒸留所。サントリーの創業者・鳥井信治郎は「日本人の繊細な味覚に合った、日本のウイスキーを造りたい」という熱い思いを実現するべく、ウイスキー造りに適した「良質な水」と「自然環境」が揃った天王山の麓で「山崎」の製造を始めたのだという。
より深く「山崎」を堪能したい人は見学ツアー(有料)に参加するのがおすすめ。約80分と120分のツアーでは、スタッフの案内のもと、ウイスキーの製造工程を見学したり、「山崎」の構成原酒(非売品)をテイスティングしたりと、蒸留所ならではの体験が存分に楽しめる。
時間が確保できないという人は、「山崎ウイスキー館見学」(無料)という手もある。こちらでは、ウイスキーにまつわるさまざまな展示やテイスティング(有料)、買い物などを自分のペースで楽しむことができる。
いずれも完全予約制で、予約の受け付けとともに枠が埋まってしまうことも多いそう。気になる人は、早めに公式ウェブサイトで詳細を確認しておこう。
蒸留所中央の町道を登った先にある「椎尾神社」はこの地域の氏神様で、毎年11月にはサントリーの主催で秋の祭礼も執り行われている。「山崎」とも縁の深い神社なので、訪れた際はぜひ併せて参拝してほしい。