グラングリーン大阪
画像提供:グラングリーン大阪

夜の公園に魅せられる。

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タイムアウトレビュー

大都会にある複合施設にもかかわらず豊かな緑をたたえ、潤いを帯びた空気が漂うグラングリーン大阪は、眠れぬ夜の散歩にもふさわしい。うめきた公園に設えられた水盤は、日中は青々と広がる空を、夜には高層ビル群の放つ硬質な光をリフレクトし、ロマンチックなSNS映えにもメランコリックな夜歩きにもマッチするだろう。

高級ホテルやユニークな飲食店、最先端を行く企業オフィスなどが入居するグラングリーン大阪の誕生とともに様変わりしていく梅田駅北部エリア、通称「うめきた」の歴史をひもとくと、古くは墓地や水田が広がっていた少し寂し気な地域だったようだ。鉄道網の拡大にともないJR大阪駅やOsaka Metro(大阪メトロ)が続々と建設される近代には、貨物専用の駅が当地には鎮座することになる。

水運で栄えた「水都」としての側面も持つ大阪の玄関口らしく、堂島川からは水路が引かれ、現在グラングリーン大阪の立つエリアには船の建造や修理を行うドックのような施設もあり、潮の満ちるときには駅のホームにまで水が到達したという。

グラングリーン大阪を中心とする「うめきた2期区域」の開発は、2027年度をもっていったんの区切りを迎える。水面が映す現在の大阪に目を向けながら、常に「水」とともにあった同地の歴史や、期待の視線が注がれる未来に思いを馳せるのも良いだろう。

詳細

住所
グラングリーン大阪
大阪府大阪市北区大深町
Osaka
アクセス
『大阪』駅 徒歩7分

イベント詳細

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