593年に聖徳太子によって、薬草を栽培する日本最初の社会福祉施設、「施薬院(せやくいん)」として建立。同じ場所で聖徳太子が勝鬘経(しょうまんぎょう)という経を人々に講じたことから「勝鬘院(しょうまんいん)」と呼ばれるようになり、縁結び・良縁成就・夫婦和合・愛嬌開運の功徳がある愛染明王が祭られるようになると「愛染堂」と称されるようになった。
小説家の川口松太郎の代表作で映画化もされた「愛染かつら」のモデルとなった縁結びの霊木、「愛染かつら」があることでも知られている。そのため良縁成就、縁結びのお守りが人気だ。天神祭、住吉祭に並ぶ大阪三大祭りといわれる「愛染まつり」は、夏の訪れを知らせる祭りとして親しまれている。