大阪
Photo: Sean Pavone/Dreamstime
Photo: Sean Pavone/Dreamstime

ドラァグクイーン・ベルマが薦める大阪LGBTQ+フレンドリースポット3選

10月27日「OPULENCE」初公演が迫る大阪で訪れたい人気のバー

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2025年に万博開催を控える大阪だが、2024年10月には、LGBTQツーリズム普及を目的にアメリカで設立された旅行業団体「IGLTA」の世界総会が開かれる。アジアでは初の開催となり、大阪はLGBTQフレンドリー都市として世界への発信を強化している。

また10月27日(日)には、ドラァグクイーンのショー「OPULENCE(オピュランス)」が大阪で初めて開催。ここでは、このショーへの出演が決定しているアメリカ出身で、現在は大阪在住のクイーン、ベルマ・ベル(Velma Belle)に、大阪のLGBTQ+フレンドリースポットを紹介してもらった。OPULENCEのアフターは、大阪のクイーンとともににぎやかな夜を過ごしてみては。

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  • LGBT

道頓堀にほど近い、ネオンきらめく大人の歓楽街・宗右衛門町に2022年12月オープンしたドラァグクイーンバー「リップサービス(LIP SERVICE)」。全国から集う博学多才、容姿端麗なドラァグクイーンの最高級のもてなしが楽しめる。

ショーハウスでは体験できないドラァグクイーンたちとの会話や、ほどよいお世辞とユーモアあふれるトークを、酒とともに楽しめる。グラスを重ねながらクイーンと一緒にカラオケに興じてみては。

チャージは男性3,300円(以下、全て税込み)、女性2,200円で、飲み物は880円から。飲み放題もあり、一人でも大人数でもさまざまな楽しみ方ができるのが魅力だ。

オーナーの雄大と書いてゆうたはドラァグクイーン歴9年目で、クラブイベントのみならず百貨店での販売や各種パーティーに出演経験がある。同店を独立開業してからは、ゲストに最高のひとときを提供できるよう店づくりを日々研究している。キャストとの写真撮影、シャンパンセレモニーも圧巻の迫力。飲んで騒いで非日常の刺激を全身で体感しよう。

*ベルマから一言*
雄大と書いてゆうたがオーナーのこのバーには、一晩中一緒に酒を飲み、愉快な気分にさせてくれるさまざまなタイプのクイーンがいます。あなたもきっと楽しいひとときを過ごせるでしょう。

  • LGBT

東梅田の歓楽街・兎我野町に店を構える、赤い扉が目印の「ドゥ ウィズ カフェ(do with cafe)」。ダイニングバーとあって、料亭出身のオーナーが生み出す創作和食に舌鼓を打ちながら、ドラァグクイーンの華麗なショーが楽しめる。

メニューは毎朝市場で仕入れる鮮魚料理をはじめ、肉厚で柔らかい牛肉をカラッと揚げた牛カツ、常時3種類用意する定食メニューなど。きらびやかな空間と和のアンバランスは、ここでしか味わえない。

平日は居酒屋感覚で仕事帰りの食事処や気軽な1杯を楽しむ場所として、週末には2軒目・3軒目に足を延ばすのにももってこい。一人飲みはもちろん、歓送迎会や結婚式の二次会などパーティー利用もできる絶好の場所だ。

ショータイムは、日〜木曜が20時30分から、金・土曜・祝前日は20時30分からと23時30分からの2公演。ステージ前のテーブル席は、ダンサーたちのパフォーマンスを間近で体感できる特等席となっている。イベントやショーの数も多いので、その魅力のとりこになること必至だろう。

*ベルマから一言*
この店には、ドラァグクイーンと、おいしい料理があります。これ以上に何がお望み? クイーンたちは美しく、おもしろい人ばかりです。

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  • LGBT

2024年3月、大阪・堂山町にオープンした「イーグル オオサカ(EAGLE OSAKA)」。新宿二丁目随一の人気バー「イーグル トウキョウ(EAGLE TOKYO)」グループの3店舗目となり、ゲイバーとして西日本最大級の規模を誇る。

エントランスには白いちょうちんにのれんと和のエッセンスを感じるが、扉を開けると音と光が彩るクラブエリアが広がり、たちまち魅惑の世界へと引き込まれる。週末にはDJパーティーが開催されるので、大阪ならではの特別なナイトライフを満喫したい人はぜひ訪れてほしい。

ゲイバーやアパレルショップなどが軒を連ねる2階のフロアコンセプトは「横丁」。18〜20時のハッピーアワーにはカクテル類が660円から楽しめ、さらにお得な飲み放題も提供。人気アーティストの児雷也(じらいや)による壁画は、ゲストたちの距離を縮めるフォトスポットとしても好評だ。ゲイアーティストを世界に発信するアパレルグッズブランド「日本男児」のショップもある。

キャッシュレス店舗なので、クレジットカードや電子マネー、QR決済などの準備を忘れずに。

*ベルマから一言*
オープンしたばかりの西日本最大のゲイバーです。1階はダンスフロアで週末にはDJパーティが開催され、横丁スタイルの2階では、人気アーティスト児雷也の壁画が迎えてくれます。

ベルマ・ベル

アメリカのユタ州ソルトレイクシティ出身のドラァグパフォーマー。日本に来て8年と6カ月、大阪在住。大阪を中心に時に東京でも、パフォーマンスを披露。ミュージカルの舞台で演じることに多くの時間を費やしてきた。

「ライブで歌うこと、等身大のキャラクターよりも大きな演出をすること、そしてステージ上でキラキラと輝いていることが大好きです。自分でウィッグや衣装を作り、ショーを創作することなど、ドラァグのあらゆることを愛しています」とベルマは語る。

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