「Columbia8」は、大阪スパイスカレーブームの火付け役の一店。「スパイスカレー」という言葉がよく聞かれるようになる前から独創的なカレーを創り出し、カレーシーンに衝撃を走らせた2018年から4年連続でミシュランガイドに掲載された名実ともに「レジェンド」だ。
初めての来店者が選べるのは、キーマ、野菜、ミックスの3種類。デビューにはColumbia8のベーシックな味である「キーマカレー」を強く勧めたい。
皿いっぱいに広がるサラサラのカレー、中央にライス、頂上にはシシトウが乗っていて見た目も美しいカレー。Columbia8のカレーを味わうために欠かせないのが、セットで付くグレープフルーツジュースだ。
まずは店が提唱する「右手にスプーン、左手にシシトウ」の通り、苦みのあるシシトウを一口かじり、舌先のスパイス感度を高める。シシトウとカレーを交互に食べ進めていき、辛みを感じたらグレープフルーツジュースを一口飲もう。
ジュースには舌の味覚をリセットする酸味の役割があり、何回でも1口目のおいしさにタイムスリップできるのだ。「あえてややこしい食べ方をすることで味に没頭できる」と店主のオギミ〜ル☆は言う。
五味を全て分散し、30種類以上ものスパイスで構成された複雑で奥深い香りは、一度食べただけでは理解不可能だろう。食べ終わってから「あの味はなんだったのか……」と、思い出して考えているうちに、また食べたくなり足を運んでしまうのだ。