※2025年3月1日リニューアルオープン
「天王寺公園」の中に位置する「大阪市立美術館」。その敷地は住友家の本邸があった所で、同館の建設を目的に、庭園の「慶沢園」とともに大阪市に寄贈された。
1936年の開館以来初となる大規模改修を終えた同館は、2025年3月1日(土)にリニューアルオープンを迎える。改修コンセプトの一つは「ひらかれた美術館」。気軽に行きにくいといわれる美術館や博物館のイメージを払拭(ふっしょく)するため、中央ホールを無料ゾーンとした。
また、改修前は特別展の前後、展示替えにより休館時期があったが、改修後は休館せずに年間300日ほど「開く」ことになった。
そして、1階を企画展示、2階を特別展の会場とし、企画展はコレクションから毎回テーマを変えて作品を展示。世界的なコレクションとして知られる中国の石仏や絵画、貴重な日本の仏教美術、絵画、工芸品などのほか、超絶技巧の印籠や根付などを堪能できる。
これまで高評価を受けてきた特別展も、東洋、日本美術から西洋美術に至るまで、幅広い分野の特別展を開催する予定だ。