タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 東京、11月のアートイベント10選
「芸術の秋」と言わずとも、様々なイベントが年中目まぐるしく開催されている東京だが、物憂げな秋風が吹く頃はやはり文化の香りが恋しくなるもの。タイムアウト東京では、この芸術に触れるにはもってこいの季節に合わせて、9月からの3ヶ月間、おすすめのイベントや展覧会を各月10件ずつピックアップして紹介する。芸術祭などの特別イベントを中心に、待ちに待った話題の展覧会や終了間近の見逃せない展示など、美術館やギャラリーでの美術展もあわせて掲載。古典芸能から現代アートまでジャンルも規模も幅広く選んでいるので、これまで観るきっかけのなかった分野のものにも足を運んでほしい。
第3弾の11月は、中世日本で大流行した芸能「田楽」を現代に蘇らせた『大田楽』をはじめ、「八王子車人形」など多摩地区に伝わる伝統文化に触れられる『伝承のたまてばこ』など、日本の伝統文化のなかでも一風変わったものを数多く取り上げている。現代アジアを代表するシンガポールの演出家オン・ケンセンによる舞台『三代目、りちゃあど』は、歌舞伎役者の中村壱太郎や、狂言師の茂山童子など伝統芸能のホープたちが出演している点でも要注目だ。日本の文化に興味を持ったら、当記事で取り上げるイベントにも関わっている九世野村万蔵や中村壱太郎のインタビューもあわせて読んでほしい。