2023年7月に第1回を迎えたアートフェア「Tokyo Gendai(東京現代)」。第2回の今年も、横浜・みなとみらいの「パシフィコ横浜」で開催する。
2024年は、「麻布台ヒルズ」についにオープンする「ペースギャラリー(Pace Gallery)」など、世界20カ国から73のギャラリーが参加。うち24ギャラリーが初出展する全ギャラリーの詳細は公式ウェブサイトで確認できる。
会場は、ギャラリーの代表作家によるクオリティーの高い展示「Galleries(ギャラリーズ)」、新人または中堅のアーティストの作品を展示する「Hana 'Flower'(花)」、著名な作家または歴史的に重要なアーティストを特集する「Eda 'Blanch'枝(枝)」といった3つのテーマに分かれてレイアウトされる。
Galleriesでは、アーティストであり映画監督でもあるアメリカ人、ロバート・ロンゴ(Robert Longo)の個展をはじめ、国内外の主要ギャラリー作品を紹介。Hanaは、キャリアの初期または中期にあるアーティストの個展や2人展を、24のギャラリーで開催するセクターだ。
日本にとって重要なシンボルを探求するイギリス人アーティストのソフィー・バーバー(Sophie Barber)や、東京のギャラリー「アノマリー(Anomaly)」での生命と自然の関係をテーマにした2人の日本人アーティスト、淺井裕介と田中圭介らの作品に期待が高まる。
Edaセクションは、アジアの歴史的に重要な人物を中心とした単独または複数のアーティストのプレゼンテーションに特化し、9つのギャラリーが参加する。ソウルの「PYOギャラリー」は韓国の画家、故キム・ツァンヨル(Kim Tschang-Yeul)を特集。マドリードの「Veta by Fer Francés」はフィリピンの現代アーティスト、マヌエル・オカム(Manuel Ocam)の絵画を紹介する。
イベント会期中は作品の売買だけではなく、国内外のアーティストやキュレーターらによるトークプログラムや、来場者が楽しめるキュレーション、プログラムを用意している。このほか、アートトークセミナー、社会問題をテーマとした展覧会「Tsubomi」などが開催。また、現代アートをテーマにした大規模なインスタレーションも展開する。
なお、入場には有料チケットが必要だ。5月23日(木)までは、通常価格から40%以上割引された「早割券」が発売されている。公式ウェブサイトで確認してほしい。最新情報が届くニュースレターの登録もおすすめだ。Time Out Tokyoでは、Tokyo Gendaiのメディアパートナーとしてさらに15%割引のチケットを提供している。
※11~18時(7日は17時まで)/料金は早割2,500円、学生1,500円/前売り3,500円、学生2,100円/当日4,500円、学生2,700円、12歳以下無料