パブリックキャット 第5回

川茶屋の看板猫:ミー(推定17才)多摩川にて

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テキスト、写真:ねこへん

2014年春、ミー、逝去。

新宿から電車で30分足らず、JR稲田堤駅ほど近くの多摩川河川敷に、昭和10年からその場所に店を構える川茶屋
たぬきや。まだ日が高いうちから『コダマサワー』のグラスを片手に、笑い声を響かせる客たちが賑わう中に、丸くなる茶トラ猫、ミーの姿がある。ある日突然たぬきやに姿を現し、その一週間後、なんとお腹に抱えていた子どもを出産。子猫は近所の人たちに引き取られたが、以来15年、この店の名物女将として愛され続けてきた。おののくほど強い眼力を持つミーだが、性格はいたって温厚。子どもにいたずらされようと、常連客が連れる犬がやんちゃしようともおかまいなし。(そりゃたまには猫パンチのひとつも出るが)時々つまみのお裾分けなどもらいながら、付かず離れず、客席を行き来している。

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名前:ミー(通称 ミーちゃん)
勤務先:たぬきや
年齢:17才(推定)
性別:
特技:接客、おつまみのおねだり
看板猫になるまでの経緯:
お腹に子どもを抱えた状態で店先に現れ、突如出産。生まれた子猫は近所の人たちに引き取られ、ミーは店の看板猫に

—ある1日のスケジュール—
11時 開店
15時 近所へ散歩
19時頃 閉店
※高齢のため寝ていることがほとんどではあるが、店を生活の拠点にしているので、足を運べばその姿を見掛けることができるだろう
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