パブリックキャット 第20回

眼鏡屋の看板猫:ヘナ(2才) 西荻窪にて

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テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

西荻窪駅北口を出てすぐのところに店を構える眼鏡屋、Glass工房602。家族で営んでいる温かい雰囲気の店なのだが、その店を家族の一員としてさらに温かくしているもう一匹のスタッフがいる。看板猫のヘナだ。

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へその緒がまだ付いているくらい小さいときに拾われ、それ以来同店の看板猫になったというヘナ。最近は、少し人見知り気味だという。

カメラを向けると店の奥に隠れてしまった
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しかし、時間を重ねるにつれて徐々に心を開いてきてくれた模様。まるで犬のように飼い主が投げたものを拾って戻ってくるという、ヘナの得意技も披露してくれた。お気に入りだったモコモコのボールペンは、残念ながら少し前に処分されてしまったようだが、今はカサカサと音がするものが大好き。投げられたものに素早い速さで向かっていき、獲物を取った後は忠実に飼い主の元へ戻ってくる。ヘナは本当に猫なのだろうか……。

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遊んだあとは仕事も忘れない。さすが看板猫、しっかり商品を宣伝している。眼鏡に触れないよう器用にこのポジションにつくことができるのは、普段からしっかり仕事をこなしている証拠だ。

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器用な足さばき

眠っているが、これもれっきとした店番
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また、地下には作業場を設け、自分自身で眼鏡を作ることのできる『手作り眼鏡教室』も行っている同店。デザインの決定から、生地選び、電動ノコギリでの生地の切り抜きやヤスリ掛けなど、ほとんどの工程を体験することのできる教室となっているのだが、ヘナはこの作業場にも登場する。

店主の椅子でリラックス。可愛すぎて正直眼鏡作りに集中できない
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ヘナは毎朝、川越から家族とともに車で出勤。毎日出勤する真面目な面を見せつつも、時々脱走してみたり、帰り際に隠れてみたりと、たまに見せるこの茶目っ気がこれまた愛くるしい。これからもマイペースに働いてくれるであろうヘナ。今後の仕事ぶりに注目だ。

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名前:ヘナ(♀)
勤務先:Glass工房602
看板猫になるまでの経緯:へその緒が付いているくらい小さいころに拾われて以来、看板猫として日々仕事に励んでいる。

—1日のスケジュール—
10時 開店
20時00分 閉店(水・日曜・祝日は19時30分まで)
第1・第3水曜はお休み
  • ショッピング
  • 西荻窪
Glass工房602
Glass工房602
西荻窪駅の北口を出てすぐのところにある眼鏡屋。もちろん、店頭に並んでいる眼鏡やサングラスを購入することもできるが、同店の魅力は自分だけのオリジナル眼鏡を作れることや、『手作りメガネ教室』が開催されていることだ。こちらの教室では、自分好みの眼鏡を自分自身で作ることができる。デザイン決定から、生地選び、電動ノコギリでの生地の切り抜きやヤスリ掛けなど、眼鏡を作る上で必要となるほとんどの工程を体験することが可能だ。作業場は、店舗の地下に設けられており、スタッフが丁寧にサポートしてくれるので、物作りがあまり得意でない人も安心して参加できる。
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