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熱い友情を感じられる映画ベスト20を発表、1位はレオン

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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By Kate Lloyd, Ashleigh Arnott, James Manning, Oliver Keens and Tom Huddleston

タイムアウトロンドンにて『The 20 best friendship movies』と題し、熱い友情を感じられる映画が紹介されている。

友情を扱った作品には、リアルな20代の悩みや成長を描いたものから、職場のドラマまで、様々なものがある。同ランキングは、タイムアウトの映画評論でおなじみの面々が選んだ。ここでは、トップ5に選ばれた作品を紹介する。

1位 『レオン』(1994年)

子どもに「知らない人から菓子をもらったらダメ」とは忠告するかもしれないが、「殺し屋と友達になるな」と言うのは考えた事もなかった。映画『レオン』はそのきっかけになるかもしれない。12歳のマチルダ(ナタリー・ポートマン)は、ある日家族全員を無惨に殺されてしまう。その後やむなくマチルダの面倒を見る事になるレオン。この風変わりな友情関係は、最高の親密さに発展していく。2人をベストフレンドとは言い切れないが、父と娘ではない関係を描いた作品では、この映画に優るものはない。

2位『フランシス・ハ』(2012年)

「私たちは違う髪型をした同じ人物だ」とフランシス・ハは親友のソフィーについて語る。2人のニューヨーカーを、映画の冒頭から切り離せない。成人になったソフィーは、銀行員のボーイフレンドの元へ引っ越し、残されたフランシスはキャリアや人生を見出していく事に苦労する。2人の関係の葛藤は、自分が何者なのかを探し続けているすべての人に、痛いほど響く。これは友人間のラブストーリーだ。

3位『スタートレックII カーンの逆襲』(1982年)

キャプテン・カークと士官スポックのような温かい友情は、宇宙の冷たい底でも耐えられる。シリーズの感情的な核心である、陰と陽の友情関係はアップダウンに苦しむが、遺伝子操作を受けた独裁者カーンによりクライマックスに達する。エンタープライズ号のエンジンルームで、瀕死のスポックがカークへ別れを告げるシーンでは、涙を流さずにはいられない。

4位 『50/50 フィフティ・フィフティ』(2011年)

ガンの診断を乗り越える手助けになる俳優を1人選ぶとしたら、セス・ローゲンだ。今作の中でアダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)には、汗かきでまぬけなマリファナ好きのカイル(セス・ローゲン)が、精神の危機におけるヒーローだった。たとえ、化学療法の後に、髪の毛をアソコのムダ毛トリマーで刈られたとしても。ローゲンは脚本家のウィル・レイザーと実際に友人関係にあり、レイザーは25歳の時に脊髄ガンと診断されている。

5位『スタンド・バイ・ミー』(1986年)

『スタンド・バイ・ミー』がこのリストから外れるわけがない。幼少時代の友情の最高の証だ。「12歳の時にいたような友達がその後できる事はなかった」。このセリフで映画は幕を閉じる。原作はスティーブン・キングの小説で、少年グループが死体を探しに向かう様子が描かれる。波乱万丈な冒険と、暖かいキャンプファイヤーを囲んでの会話がそこにはある。

5位以下には、『フォレスト・ガンプ 一期一会』、『リトル・ミス・サンシャイン』、『ゴースト・ワールド』、『ニュー・シネマ・パラダイス』などが選ばれている。寒い日が続くこの季節に熱い友情を観て心から温まってみるのもいいかもしれない。

『The 20 best friendship movies』の原文はこちら

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