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10分間限定のパンケーキ、上野広小路のうさぎやCAFEにて提供

テキスト:
Shiori Kotaki
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先日、朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎朝食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まるとの論文が磯博康大阪大学教授と国立がん研究センターなどのチームによって米医学誌に発表されたが、しっかりと毎朝朝食を摂っている人はどのくらいいるだろうか。朝食の大切さを分かっていながらも朝食を抜いてしまったり、コンビニのおにぎりや菓子パンで済ませてしまう人も多いはず。しかし、朝食を「強制」という考えではなく「楽しみ」と捉えたら、朝食に対する意識は変わってくるかもしれない。そんな毎日でも通いたくなってしまうような特別な朝食を摂ることのできるカフェが、上野広小路にあるうさぎやCAFEだ。

同店は、誰もが知る老舗和菓子店、うさぎやの餡の美味しさをもっと知ってもらおうと暖簾が揚げられたカフェ。営業時間中は、『しるこ』や『羊羹』、『餡みつ』など、こだわりの餡を存分に楽しめるメニューが提供されている。しかしそんな中でも注目なのが、朝の9時から9時10分の間、たった10分間限定で提供されているパンケーキだ。その名も『うさパンケーキ』(650円)。

しかし、『うさパンケーキ』は、ただのパンケーキではない。ここでパンケーキとされているのは、すぐそばに店を構えるうさぎやから届く焼きたてのどら焼きの皮なのだ。

焼きたてのどら焼きの皮は、表面はパリッと、中はしっとりしており、焼きたてふわふわのパンケーキのよう。一言で表すと、まさしく「幸福の味」だ。バターと餡が添えられているが、まずはバターのみでシンプルに味わうのがおすすめ。特別に作られているという塩分多めのバターをどら焼きの皮に挟んで半分に折り、皮の温かさでバターが溶け出してきたら食べごろだ。どら焼きの皮の優しい甘さとバターの塩気が絶妙にマッチし、贅沢としか言いようのない朝食である。 

バターを挟んだ所にさらに餡を加えて味わうのもまた美味。提供されるのは粒餡となっているが、粒餡が苦手だという人も心配はいらない。小豆の豊かな風味や豆の粒は残しながらも、口当たりは滑らか。しっかりと粒餡なのだが、豆の強すぎる主張がなく、餡のこれまでの概念が覆されるような上品な味わいだ。また、しつこくないさっぱりとした甘さなので、添えられた餡だけでも美味しく食べることができる。『うさパンケーキ』はスピードが勝負。皮が冷めてくるとバターも溶けにくくなってしまうため、SNS用の写真を撮りたい気持ちも分かるが、目の前にメニューが到着したらすぐに食べ始めてほしい。

また、スイーツメニューとセットで注文すると割引価格で楽しめるドリンクも見逃せない。カフェ内で提供されるドリンクには、超軟水の水質を持つハワイウォーターを使用しているため、口当たりも柔らかく、餡の美味しさをさらに引き立てる力があるという。さらに、マグカップをはじめ、同店で使用されている食器は、カフェをオープンするにあたって特別に作られたもので、そのメニューにぴったりの食器が用意されている。このような細かい部分への心配りからも、提供するメニューを美味しく食べてほしいという、メニューや客人への想いや愛情が感じられる。ほかにも、優しい甘さが子どもにも大人気の『うさ餡みるく』(760円/セット価格440円)も、セットドリンクとして注文することが可能。

『うさ餡みるく』

普段、できたてのどら焼きが店頭に並んでいることは少なく、焼きたてのどら焼きの皮を味わうということは、なかなか体験できないことだ。言ってしまえば、菓子店を営む人の特権であろう。しかし、同店では誰でもこの焼きたてを味わうことができる。朝の10分間という限られた時間だが、その10分間という時間が、より特別感や喜びを高め、また良いのだ。出勤時間を遅らせて食べに来る人がいるというのも納得の味。まだ未体験の人は、ぜひ足を運んで10分間限定で現れる幸福の味を堪能してほしい。

うさぎやCAFEの詳しい情報はこちら

『日本酒うさ氷』(980円)

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