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竹製の網で肉を焼くワンランク上の焼肉を体験してきた

テキスト:
Shiori Kotaki
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これまでに竹製の網で肉を焼いたことがあるだろうか。池袋駅近くにある焼肉店、黒毛和牛専門店 きんぐは2015年11月1日(日)より、店内の焼肉用網をすべて竹製の網に変更した。我々が普段目にしている網と何が違うのか。実際に足を運んで竹製の網での焼肉を体験してきた。

佐賀牛をメインに九州産の黒毛和牛を扱っている同店。良質な肉を良質な味のまま楽しんでほしいという想いで、竹製の網を開発したと同店店主は語った。鉄製の網だと肉が網にくっついてしまったり焦げてしまうことがあるが、竹製であればそのようなことはなく、肉もふっくらとしたまま味わうことができる。なかでも、こちらの網と相性抜群なのが『黒毛和牛 ササミ』(1,590円)。しっかり下味もつけられているので、用意されているタレをつけなくても良いくらいだ。

『黒毛和牛 ササミ』

また、女性に大人気の『ネギタン塩』(1,590円)や同店自慢の『和牛上ハラミ』(1,690円)もはずせない。『ネギタン塩』は、ネギを肉のなかに包み、かつ上の部分を食べやすいよう爪楊枝でとめるという店側の心遣いが嬉しい一品。焼いた際にもネギがこぼれることなく最高のバランスで味わうことができる。竹製の網を使用すると煙もあまり出ないため、焼肉特有の悩みである臭いも気にする必要がない。女子会やデートの際にも気軽に利用できそうだ。

『ネギタン塩』

『和牛上ハラミ』は、厚みを持ちながらもふわふわと柔らかい食感で一口食べたら箸が止まらない。

『和牛上ハラミ』

竹網に使用されている竹は、京都丹波産の真竹で、1回1回使い捨てなうえに、価格も通常の網の約10倍ほど。どうしてここまでして店内のすべての網を竹製の網に変更したのか。それは、訪れる人に美味しい肉を食べてほしいという店主の強く熱い想い以外にない。

少々価格設定は高めだが、決して期待を裏切らない味。ぜひ足を運んで、約2年の構想を経て完成した竹網の焼肉を体験してみてほしい。なお、完全予約制の店ではないが予約をしてから訪ねるのがおすすめ。 

黒毛和牛専門店 きんぐの詳細はこちら

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