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東京に暮らす人たちが当たり前に思っているグッドマナーを再認識し、国内外に発信していく「Tokyo Good Manners Project」が始動。その記者発表会が2016年9月20日(火)、東京ステーションホテルにて行われた。
「Tokyo Good Manners Project」は、「ゴミを道路に捨てない」、「交通規則を守ろう」といったマナー向上キャンペーンではなく、自分たちのグッドマナーに誇りを持ち、東京を訪れる世界中の人々に文化としてのグッドマナーを楽しんでもらうプロジェクトだ。
同プロジェクトでは、東京全体をかたちのない美術館『TOKYO GOOD MUSEUM』として位置づけている。収蔵される作品は、東京のグッドマナーや、それを構成する「人、モノ、コト」だ。新しいマナーを構想し、世界に発信していく役目も担う。
タイムアウト東京も同プロジェクトに参加している。記者発表会に登壇した代表の伏谷博之は、「タイムアウト東京でも『勇気を出して飛び込んで!』と紹介している」スクランブル交差点を引き合いに出して、グッドマナーについて語っていた。「海外の方は、誰一人ぶつからず、お互い上手く避け合いながらこの交差点を渡る光景に驚いています。これは日本人のDNAや普段の生活に根付いている、意識せずとも自然に発生する心遣いからではないでしょうか」。
同プロジェクトでは、ただグッドマナーを紹介するだけではなく、企業や市民大学と連携したイベント、ワークショップなどの活動を通して、新しいマナーを産み出すとともに世界に発信していく。