2011年から行われている「神田カレーグランプリ」の初代優勝者で、激戦区神保町で不動の地位を確立する。神保町の元祖欧風カレー店である。神田古書センタービルの2階で、ビルの裏手から回る非常に分かりにくい場所にあるにも関わらず、昼は常にほぼ満席だ。 メニューは(「お子様カレー」を除く)、全品1,500円から。ランチはリーズナブルな神保町の中でも少々高めだが、まろやかでコクと深みのあるカレーの味と、セット全体のボリューム感で十分満足できるだろう。無料で付くじゃがバターのおいしさにもハマってしまう。神保町でカレーを食べるなら、一度は訪れて欲しい店だ。
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 神保町、カレーの名店13選
テキスト:浅野陽子(フードライター)
古書店探訪で知られた神保町だが、大学や出版社、企業のオフィスも多く、実は飲食店がとても充実した街でもある。中華にビストロ、海鮮居酒屋からカフェまでジャンルも豊かで、ランチは軒並み1,000円以下が当たり前。神保町での食べ歩きは非常に楽しい。
中でもカレーは名店が集まっている。神保町でカレーが食べられる店は400軒以上あるともいわれており、スパイスがきいた本格的なインドカレー、濃厚な欧風カレー、さらっと食べやすいが後を引くスープカレー、ハーブとココナッツミルクたっぷりのタイカレー、オリジナリティーあふれるカフェのカレーなど……目移りするほどあらゆるタイプのカレーが味わえる。
地元のカレーフェス「神田カレーグランプリ」(2011年から毎年開催)常連の店を含め、人気店や個性あふれるカレー店を紹介する。辛さの度合いが自分で選べる店も多く、バリエーションは無限。神保町カレー全制覇までの道のりは果てしなく遠く、またワクワクするだろう。