Mori Art Museum
Photo: Mori Art Museum, Tokyo

森美術館

  • アート
  • 六本木
  • お勧め
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タイムアウトレビュー

森美術館の成功の秘密は、並外れた人気を博している六本木ヒルズの中に位置し、森タワーの53階にあること。52階の展望台 東京シティビューも併せて訪れれば、バーやカフェ、パノラマ式のデッキからの素晴らしい眺望も楽しめる。夜遅くまで開いているので、ますます足を運びやすい。

展覧会は意図的に変化をつけてあり、過去の催しにはビル・ヴィオラのビデオアートや現代芸術におけるユーモアを巡る展覧会もあった。東京シティビューからの眺めは厳密にいうと360度ではないし、東京都庁舎の無料の展望台と比較すると高価ではあるが、眺望はこちらの方が素晴らしい。

2021年4月21日にリニューアル、入館料不要でアクセスできる森美術館 ショップを六本木ヒルズウェストウォーク3階にオープンした。

詳細

住所
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
Tokyo
アクセス
東京メトロ日比谷線『六本木』駅 (1C出口)徒歩3分(コンコースにて直結)/都営大江戸線『六本木』駅(出口3)徒歩6分
営業時間
10~20時(火曜日は17時まで)/入館は閉館の30分前まで/展示替えを除いて無休

開催中

ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

「アートは心の健康を保証するもの」という言葉を遺した、女性彫刻家のルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)。六本木ヒルズのシンボルとも言える、クモのパブリックアート『ママン』の作者であり、没後もなお世界各地で注目されているブルジョワの大規模個展が「森美術館」で開催される。 パリに生まれ、抑圧的で男性中心主義的な父親が支配する複雑な家庭環境で育ったブルジョワは、結婚を機にニューヨークへ移住。40代から本格的に彫刻制作に取り組んだ。 家族についてや女性であること、男性への恐れ、母や子どもへの愛情など、自身の複雑な感情や苦悩を創作活動へと昇華させていった。ブルジョワの展覧会が国内で開催されるのは27年ぶり。しかも今回は、20代後半から30代に手がけていた絵画作品がアジアで初公開される。 98歳で亡くなるまで創作活動を続けたブルジョワの半生を、じっくりとたどってみよう。 ※10~22時(火曜は17時まで)、9月27・28は23時まで、10月23日は17時まで、12月24・31は22時まで/入館は閉館の30分前まで/平日前売り1,800円、65歳以上1,500円、学生1,300円/当日2,000円、65歳以上1,700円、学生1,400円、中学生以下無料/土・日曜・祝日前売り2,000円、65歳以上1,700円、学生1,400円/当日2,200円、65歳以上1,900円、学生1,500円、中学生以下無料

マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート

「森美術館」で、「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展が開催。ゲームエンジン、人工知能(AI)、仮想現実(VR)、さらには人間の創造性を超え得る生成AIなどのテクノロジーを採用した現代アートを紹介する。 本展では、現代アートにとどまらず、デザイン、ゲーム、AI研究などの領域で高く評価されるアーティストとクリエーター12組による作品が集結。生物学、地質学、哲学、音楽、ダンス、プログラミングなどの領域とのコラボレーションを通して制作した作品群を通して、最新のテクノロジーと現代アートの関係性を体験できる。 また、平面作品や立体作品、インスタレーションなどのリアルに実在する作品も多く展示されることで、デジタル空間と現実空間を往来する。さらに、参加型のインタラクティブな作品や、鑑賞者同士で実際にプレイすることができる「インディー・ゲーム・コーナー」も登場予定だ。 現実と仮想空間が重なり合う空間で、人類とテクノロジーの関係を考えてみては。 ※10~22時(火曜は17時まで、ただし4月29日・5月6日は22時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金はオンライン 平日1,800円、65歳以上1,500円、大学・高校生1,300円/オンライン 土・日曜・祝日2,000円、65歳以上1,700円、大学・高校生1,400円/当日 平日2,000円、65歳以上1,700円、大学・高校生1,400円/当日 土・日曜・祝日2,200円、65歳以上1,900円、大学・高校生1,500円、中学生以下無料  

藤本壮介展

「森美術館」で、「藤本壮介展」が開催。「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを担当するなど、今最も注目される日本の建築家の一人である藤本壮介の初の回顧展だ。 藤本は東京とパリ、深圳に設計事務所を構え、個人住宅から大学、商業施設、ホテル、複合施設まで、世界各地でさまざまプロジェクトを展開している。2010年の「武蔵野美術大学美術館・図書館」、近年ではフランス・モンペリエの集合住宅「ラルブル・ブラン(白い樹)」やブダペストの音楽複合施設「ハンガリー音楽の家」など、高い評価を得たプロジェクトを次々と完成させた。 本展では、活動初期から世界各地で現在進行中のプロジェクトまで主要作品を多数紹介し、四半世紀にわたる建築家としての歩みや建築的特徴、思想を概観する。また、模型や設計図面、記録写真に加えて原寸大模型やインスタレーションなども展示される。 藤本建築のエッセンスを視覚的にも空間的にも体験してほしい。 ※10~22時(火曜は17時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は未定
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